日常生活に忙殺されていた私は、「どうにかなんとかしないと」と思い始めたわけです。
日頃から、お手伝い習慣をつけていた子供たち。
ここで、母は一計を思いついたのです。
家事やらない事もあるおかあさんになる
出来過ぎた親(祖母)をみて育った子供(孫)は、親に頼り切ってダメになってしまう実例を毎日目の当りにしている私は、子どもを自立した子にしたいので、「やらないおかあさん」になることにしたのです。
最低限の命を守る食事に関しては、やりましたが、その他の子どもたちでもできることは、好んでやりませんでした。
そうすると、子どもたちは悟るのですよ。「自分がしっかりやらないと!」と。
親が当てにならないと、子どもは、しっかりと自分のことをするしかないのです(笑)
箸たった2本されど洗い物
子どもたちも上の子は、小学生になり給食の箸を毎日学校に持っていかなくてはならなくなりました。毎日のことだからこそ出し忘れて、急がしい朝に出されたりすることを予測した母。
小学生になった我が子を呼んで、小学生になったことを褒めたたえました。
そして「小学生になったんだから、自分で使った給食の箸は自分で洗って学校に持っていけるよね。お母さんは絶対にやらないからね」
小学生は幼稚園時代とは違ってワンランク上がってエライと思っている我が子は、箸くらい毎日洗えると承諾しました。
私は、我が子に「箸は洗った?」なんてことは、絶対に言いませんでした(笑) 洗い忘れたらそれは本人の責任だから。
一度も我が子は、「もういやだ・やめた」とも言わず、初のPTAを迎えたわけです。懇談会の時、担任の先生から「○○さん、時々朝に箸を学校で洗っているんですけど?」
それを聞いた私は、思わず笑ってしまいました。洗い忘れた時は、学校で洗っていたのね。
当然、先生の問いかけに、「給食の箸は自分で洗うことに約束しましたから。家で洗い忘れて学校で洗っていたんですね。私は絶対に洗ってあげないので。」と、お答えしました。
先生からは、驚きの声がでましたけどね(笑)
自分の洗濯ものは自分で
小学生になった我が子にプレゼントをしました。それは、洗濯かごです(笑) キャラクターの付いたかわいいカゴです。
そして 「これに自分の洗濯ものをいれてね。それで自分で洗って♪ 洗ってくれるのは洗濯機だから、○○は干すだけだよ♪」
「そうだよね、干すだけだよね」できるできると、快諾。
自分のものなんだけど仕事を任されるということになんか優越感というか、大人として認められた感があったのかなと思いましたね。
約束したからにはいくら洗濯物がたまっても、私は知らんぷり。子どもが、ヤバイ!と思って洗うだろうと、一言も口出しはしませんでした。
下の子たちは、上の子がやっていることをみているので、いざ自分たちがやることになっても何の疑いも持たずにやり始めましたね。
女の子なので、生理がきた時に汚れてしまった下着の洗い方もしっかりと教えました。当然専用の洗剤も準備して「汚れた物は自分で洗う事」他の人に見せるなんて恥ずかしいことだとも教えました。
なので、私は一度も洗ったことはありません。
母はアイロンがけをしない
中学生になると、制服のしわを気にするようになってきました。当然、「おかーさん、アイロンかけて」ってことになりますよね。
でも、「え~~、お母さんできな~い。」と一言。
でも、アイロンがけを教えたのは私こと母なのですが、やってあげない(笑)
そのうち子どもたちは悟るのです。「自分たちでやらないと、おかーさんはいつまでもやってくれない」と。
そう、私はもう何十年も子どもたちのアイロンがけはしていません(笑)
高校生は自分で弁当詰め
やらせましたね。
卵焼きやサラダや煮物など。冷凍品も利用して作り置きしておくわけです。
あとは自分たちでご飯を詰めおかずを詰めていくわけです。ふりかけも必需品です。前日の夕飯のおかずを残しておいて、弁当にいれてましたね~教えたし(笑)
友だちと一緒に食べるので、見栄えのいいレイアウトにして詰めていましたね。母に任せると、「ただ埋まればいい」だけのお弁当になりますから(笑)
ま と め
ただ、家事は楽をしたいと思いついて「子どもの自発的行動誘導作戦」でしたが、長期間作戦でうまいこといきました。
調理の仕方も教えたので、次は…(笑)
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