今回は大学別の対策ではなく、学部やレベルなどは問わずあらゆる大学入試に使える長文の読み方についてのマル秘テクニックをご紹介します。学校や塾で習ったので知ってる人は確認の意味を込めて、知らなかった人はぜひこの機会に長文読み方のテクニックを身につけてくださいね。
大学入試は長文の読解力が鍵になる!!
私が今回お話ししたいと考えているのは速読法と言われるスラッシュリーディングと論理的な長文の問題が解きやすくなるパラグラフリーディングについてです。
国公立大学二次試験で出題される長文問題は平均してみると600~1000語程度となっています。多いところでは1200語を越える場合もあります。学校で扱う長文からするととてつもなく語数が多いです。また長文問題も出題数が3~4題ある大学も多く試験は時間との戦いです。普段の学習から速読法を身につけておかなければ本番の試験で対策できません。
スラッシュリーディングとは
スラッシュリーディングとは小さな意味のまとまりごとにスラッシュをおきながら左から右へと一定方向にあまり時間をかけずに読み進めていく方法です。
小さな意味のまとまりがどこまでなのかを判断するための土台となる必要な力が英文法の5文型です。
英文はS/V/O/C/Mに分けることができます。
またこれらの組み合わせにより5つの文型に分けることができます。
S=主語、V=動詞、O=目的語、C=補語、M=修飾語となります。
1.文型 S/V
2.文型 S/V/C
3.文型 S/V/O
4.文型 S/V/O/O
5.文型 S/V/O/C
スラッシュリーディングとは上のように文の切れ目ごとにスラッシュをおいて左から右へと読みます。Mはいろんなところに出没するので見かけたら( )でくくりましょう。
例えば ⇒ We /went /to the park (with our teacher) (yesterday).文型がつかめれば( )の中は訳せない時は訳さなくてもよいのです。
5.文系は高校生になると始めに学ぶ単元ですが急に英語が方苦しい感じになってしまい苦手意識をもつ人が多く出てしまう単元でもあります。カリスマ人気予備校講師が書いている文法本はとても分かりやすく楽しく読めるので苦手な人はせひ読んでみてください。
スラッシュリーディングはセンター試験の長文読解でもとても役立つのでぜひ身につけておきましょう。
パラグラフリーディングとは
もう1つの長文を読むときに役立つパラグラフリーディングについてお話ししたいと思います。
パラグラフリーディングとは段落を強く意識しながら英文を読んでいく読解法をさします。この読み方は論理的な文章を読むとき、問題を解くときに役立ちます。論理的な文章とは科学的な論文などをさします。論理的な文章の特徴としては理系の単語や数値を表すグラフを伴うことが多いです。
また「According to the survey,~調査によると」などの表現もよく使われています。論理的な文章で書かれた英文はその他の文章と比べて文構造がはっきりとしています。段落ごとに役割があるのです。小説文などの場合は文構造がはっきりとしていないため始めから文脈を追っていき内容を見失わないように努めなければなりません。
しかし論理的な文章の場合はパラグラフリーディングを身につけることで飛ばし読みしてよい段落、じっくり読まなければならない段落の判断がつくようになります。論理的な文章の場合は各段落が主張、具体例、反論、結論などを表しています。段落ごとに要旨を簡単にまとめておくことで問題がぐんと解きやすくなります。
なぜなら論理的な長文読解問題では各段落の意味内容や段落と段落の関連性などについて問われることが多いからです。また設問を読んでそれに関する段落をじっくりと読めばよいのです。
さ い ご に
いかがでしたか?今回紹介したものは大学入試が終わってからも英検やTOEICなどの読解問題でも使える英語で書かれた長文の大切な読み方です。何度も試すことでどんどん身についていくので大学入試の過去問を解くときにぜひ実践してほしいと思います。
今回は大学入試対策として長文の読み方に関しまとめさせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。
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