ランクルは世界一のクロカンSUV!ランドクルーザーの高い人気と誕生秘話!

一般常識

ランドクルーザーがこの世に生を受けて55年目という節目を超え世界中のランクル乗りからの愛情の深さは海よりも深いです(笑)

正式名は「トヨタランドクルーザー」。ニックネームは “ランクル” ですね。

永きに渡り全世界中に拡がる “ランクル乗り” の深い愛情に敬意を表します。

ランクル」とってもいい響きですね。本当に気分が高揚するのは私だけでしょうか?! えっ?貴方も(^^)いやー嬉しいです!!

ランドクルーザー誕生の歴史が凄い

ランクルが生まれるストーリーの序章は先の第二次世界戦争中が舞台になります。

旧日本軍は米軍から拿捕し使用していたジープ型車両の走破性の素晴らしさに末恐ろしさを感じていた。当時の大本営に度々このジープ型の車両を送ってくれとラブコールをしていたのが後のランクル誕生に繫がる。

当時はジープ型の車両を作れる技術がある自動車メーカーは豊田しかなく、トヨタに製作を依頼した。しかし、昭和19年に完成したトヨタ製和製ジープ型車両「 型式社名 AK10 」をようやく納入というタイミングで終戦を迎えてしまった。

戦後の昭和25年にGHQ(連合軍総司令部)と警察予備隊(後の自衛隊)からジープ型の国産4輪駆動車を生産せよと指示が入る。

これに応じたトヨタは昭和26年に”BJ型式”のジープ型試作車を作ったが結果として不採用となる。(これには三菱と日産にも要請が入り納入に向けて競争参加した)残念な事にGHQが母国の利益を優先したのかは判らないが、採用されたのが三菱がライセンス生産するウイリス型ジープだった。この時点でGHQはまだ純国産日本車に信頼を持つことは出来なかったのかもしれない。

~トヨタBJ~

しかしこの”BJ型式”ジープ型試作車は、昭和26年8月1日、当時の警察庁用のパトカーに採用された。

この車両は当時「BJ型トヨタジープ」と名付けられ発売されたが、後にアメリカのウイリス社から登録商標違反とクレームをつけられた。よって昭和29年6月24日にBJ型トヨタジープを「ランドクルーザー」と命名したのがランクルの誕生になった。

当時既にイギリスでは「ランドローバー」というランクルのライバルが出現しておりトヨタとしては負ける訳にはいかなかった。ランドローバーを当時のトヨタは「山賊」と捉えた。その山賊という怪獣にも負けないネーミングが必要だったのだが、当時のトヨタ自工常務取締役 梅原半二氏の提案した「ランドクルーザー」~陸の巡洋艦~が採用され正式に命名する。

昭和30年に初めて警察庁に納入された「BJ27型」捜査車両100台が初のランクルとして国内を走り出す事になった。

その後は全世界中にこのランクルが広まり人気を得て今日に至るといった愛すべきランクルの歩んできた誕生秘話なのです。

ジープ=軍用車両なのでランクルの誕生に戦争が絡んでいたことは残念ですがこれは仕方のない事ですね。あの時代は戦争ありきの時代であった訳ですから。戦争なくしてランクルは生まれなかったという事ですね。

ランドクルーザー歴代車の変遷が凄い

昭和35年にトヨタBJ型の後継として開発されたのがFJ20型でしたが更に改良されて発売された「FJ40型」「BJ40型」がランクルの初代モデルです。

今でも世界中から絶大な人気を誇るランクルですが、数あるランクルの車種の中でもFJ40/BJ40系はランクルの代名詞でもあります。世界中のランクル乗りから愛される40系は今現在でも絶大な人気を誇ります。愛称は「ヨンマル」と呼びます。

以下、簡単ではありますがランクルの歴代車変遷史です。

<BJ型 1951-1955年>
BJ系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<20系 1955-1960年>
FJ20.FJ25系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<40系 1960-1984年~>
40系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<55系 1967-1980年>
FJ55系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<60系 1980-1989年>
60系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<70系 1984年~>
70系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<80系 1989-1997年>
80系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<100系 1998年~>
100系
出典:http://www.toyota.co.jp/

<200系 2007年~>
200系
出典:http://www.toyota.co.jp/

ランドクルーザー世界シェアでの人気が凄い

海外への輸出もFJ型の初期から今日に至るまで世界中からオーダーが途切れる事無く、ランクルの総輸出販売総数は2014年に800万台を超えた。輸出先は180国以上にも及ぶ。欧米、中東、欧州、豪州、さらにはアフリカ大陸全土。最終的には全世界へランクルが供給されるようになった。

日本や先進国とは異なり、世界各国にはあちこちに未舗装のデコボコ道路があります。後進国の道路を普通の車で走るのは危険です。しかし、日本のトヨタが誇る四輪駆動車「ランクル」は、どんな環境でもバツグンの耐久性を見せてくれます。

世界がランクルを選ぶ決定的な理由。

それは発売開始以来50年以上を経た今でも基本性能はほとんど変わらない事が全世界から支持され続ける理由です。

さいごに

ランクルを現在所有されておられるオーナー様はじつに羨ましいです。
筆者も以前はランクルオーナーでしたが現在はランクル乗りではありません。
但し “ランクル愛” だけは忘れた事は決して無いです。

いつかはランクル。再びランクル。又、ランクルに乗ってヤルゾという気持ちです。
ランクルをどうかこれからも愛してやってください。

愛すべきランクルマニアに捧げます。

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