某フィットネスジムが有名芸能人らのボディメイクのビフォーアフターをCMにして流すようになり、美味しいものが目白押しのクリスマスやお正月に向けて、ぷよっとなったお肉を気にして………。
『ちょっと運動しておこうかな…?』と思う人は少なくないはずです。
フィットネスジムとは?会員制だけ?
フィットネスジム、スポーツクラブなど、規模は様々ですが、現在はビルのワンフロアや複合施設の中など、利便性の高い場所に、需要に合わせたマシンやスタジオプログラムを配し、トレンドを意識して運営されているところが増えてきました。
最近ではオフィス街の真ん中に24時間営業のマシントレーニング中心の店舗や、コンビニの空き店舗にホットヨガのスタジオが作られたり、と多様化しています。
基本的には毎月定額の会員制が多いですが、一回ごとの料金制、またはチケットを購入して利用するなど、多忙な人でも通えるようにと工夫されるようになっています。
会員制でも一ヶ月に2回,4回,8回という設定で自分のライフスタイルに合わせて無駄なく通えるようにしたり、基本料金で会員のステイタスを確保したうえで都度利用料金を支払っている人など、様々な利用方法があります。
フィットネスジムが続かない理由とは?
多くの人がまず『めんどくさい』と思ってしまうこと。そして、運動による変化に『即効性』が感じられなくて、諦めてしまうのです。
かつて某経済紙の記事で、ジム通いを始めて一年後に残って継続している人が10パーセント以下である、という記述がありました。
せっかくジムに来たからには『あれも、これも』と詰め込み過ぎて疲れてしまうのです。それが続くと『痩せたい』とか『身体を作りたい』という思いがあっても、次に行くときにちょっと躊躇してしまう気持ちが生まれてきます。
『…ま、いっか。今日はなんか気分じゃないから明日にしよう』
一度そうに思うと、ずるずるとそれが続いて、身体を動かすことが億劫になり、行かないのにお金を払うのはもったいない、と感じて退会してしまう…それで多くの人が3か月以内にジムからフェードアウトしてしまうのです。
まず最初の三ヶ月間でペースが作られたら、その人は続けられる可能性が高く、半年でジム通いが日常になり、一年続けばライフワークになるのです。
フィットネスの目標&習慣化は極小にする!
『痩せたい!』という衝動が、多くの人のジム通いを始める最初の動機です。しかし、簡単に目標が達成できないと『やっぱり自分は何をやってもダメだ』と思って諦め、通わなくなる、そんな人が実は大多数です。
痩せる=身体を作るというのは長期戦です。
『ジム通いをする!』と決めたからには『目標●●キロ減量』と欲張ると、一回に頑張りすぎて疲れてしまったり、その目標を短期的に達成できないと自己嫌悪になってしまう___筋肉痛になったり、エアロビクスのやり過ぎでひざを傷めたり___そういうことが原因でせっかくのジム通いから遠ざかる人もいます。
実は『ジムに行く』ことそのものが一つの大きな目標になるのです。
周囲の人やスタッフと会話をすると、ダイエットや日常生活の改善ポイントが自然と入ってきたり、かカッコいい人を見ると『ああなりたいなぁ』という気持ちが生まれて前向きになったり。
着替えてその場に立ち、少しでも身体を動かすというところで、それ以前の生活とは明らかに変わるのです。
とあるインストラクターさんが言いました。
『最初は背中が丸いおばちゃんだったのが、だぶだぶの半袖のTシャツがフィットネスブランドのタイトなものに変わって、タンクトップになって、キャミソールになって、二の腕や背中をみせるようになってきた…だんだん自信がついてきたんだなぁ、と思うんですよね』
ただジムに行くだけで良いのです。その空気の中にいるだけで、人は変わります。変わるきっかけをつかめるのです。
ま と め
ジム通いのために、何か一つ新調する、例えばシューズとか、ヨガマットとか、好きなプログラムで使うと嬉しいな、と思うものを買うと、それを使うために『ヨシ!今日はちょっと頑張ろう』と思えます。
『今日は疲れたなぁ』と感じたらストレッチしてお風呂を使うだけでも良いのです。
ジムで友達が出来たら、しゃべるのもストレス発散になるし、インストラクターさんは頑張れば褒めてくれます。学校でも会社でもない場所があるのは、心が豊かになります。
『〇〇しなきゃ!』とストイックに自分を追い詰めなくても、その場を楽しむくらいのつもりで通えば案外長続きする、フィットネスジムはそんなところなのです。
コメント