英語の力を測定する二大検定といえば英検とTOEICですよね。最近では多くの企業が入社目安としてTOEICを利用しているために英検はTOEICに押されぎみなのですが英検を高く評価する職業もあります。
今回はTOEICを評価する職業と英検を評価する職業について紹介したいと思います。英検とTOEICの違いについてもまとめましたのでご覧ください。
🔤そもそも英検とTOEICの違いとは?
まずは英検とTOEICの出題の違いを知りましょう。
【英検1級】
筆記100分間 リスニング35分間
マークシートと筆記、二次試験で面接
listening問題
天気予報や著名人のインタビュー、日常会話など幅広い分野から出題されます。
reading 問題
難解な単語やイディオムを問う空所補充問題や科学や生命などをテーマにした学術的な論文の内容を問う問題が出題されます。また英検1級には英作文問題もあります。与えられたトピックに対し根拠や主張などを述べながら論理的な英作文を書く力が試されます。
二次試験の面接
面接官と日常会話を行った後に5つのトピックの中から1つを選び2分間でスピーチをします。その後スピーチに対して面接官から質問をいくつかされてそれに英語で答えます。
【TOEIC】
テスト時間 2時間 マークシート
listening問題 495点
写真を見て状況に合うものを選ぶ問題
応答問題
会話問題
説明文問題
reading 問題 495点
海外とのe-mail のやり取りや会議でのプレゼンの様子などビジネスシーンをテーマにした内容が多く取り上げられています。
🔤英検1級とTOEIC900点以上どちらが高く評価されるの?
英検1級をTOEICに換算すると955点くらいと言われています。実際に受験すると分かるのですが英検1級に合格するのはTOEICで900点以上取るよりもはるかに難しいです。
難しくしているのは語彙力と長文読解です。TOEICは実際のビジネスシーンを想定しているためそれほど難解な語彙や文章内容は出題されません。
一方で英検1級には実生活では絶対に出てこない超難解な語彙がわんさか出題され、長文内容も難解な論文から選ばれたものがほとんどです。そのため通訳や翻訳、英語講師などの仕事に就く場合はTOEIC900点以上よりも英検1級取得の方が高く評価を得やすいです。
その一方で外資系や商社、海運など日常勤務の中で英語を使う機会が多い業種ではTOEICが高く評価されます。学問的に英語を追求していきたい人には英検がおすすめです。
さ い ご に
いかがでしたか参考になったでしょうか?
英検1級を取得すると通訳ガイド試験で受験科目の中の英語が免除されます。将来自分が目指す職業に合わせて英検なのかTOEICなのかを選択するとよいと思います。
もちろん英検とTOEIC両方取得するという選択肢もあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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