円高円安の意味を勉強 円高になると日本は?円安は景気を良くする?

日本経済

1ドル360円という固定相場制が昔有りました。懐かしいですね。

今は変動相場制という1ドルの値段が国内及び国外の景気で上下する時代になってます。

さてこの円高と円安ってどういう意味なのか解りますか? 知っているようで実は知らない、この円高円安の意味を今一度勉強しましょう。

円高と円安とはどういう事ですか?

円高とは、例えば1ドル180円だった為替の相場が1ドル120円になるという現象ですね。

例えばアメリカの1ドルのチョコを買うのに180円払っていたのに円高になると120円の支払いで済むという事。これはドルに対して『円の価値が上がる』『円が強い』という事を意味しているようです。

円高になると起こる影響としては輸出時に儲けが減り、逆に輸入時にも儲けが増えるという事です。

円高が進むと国内の製品を輸出する際に外国で売られる日本製品の価格が上昇し売れなくなります。

これは日本の海外に対する国際競争力が低下し輸出が減少するという意味なのですが。 国内の会社で国外輸出をメインにしている企業としては大きな収入減になるので生産工場拠点を海外に移転する会社が現れます。

日本国内で見ると外国からの輸入製品が安く買えて国内の物価を大きく下げます。 会社においても輸入原材料が下がり会社の利益が増大します。

円高では国内的に見れば不況に陥りいわゆるデフレという傾向に向かいます。 円安とは、逆に1ドル120円だった為替相場が1ドル180円になる現象です。

今度は1ドルの商品を買うのに120円で済んでたのに180円支払わないといけなくなるという事です。『円の価値が下がる』『円が弱い』という事ですね。

会社的に輸入は儲けが減り、輸出は儲けが増えるという事です。 円安では輸出品が安くなりよく売れて輸出する日本の会社が儲かります。

輸出をメインにする会社が儲かるという事は国内の景気も良くなるという事です。

しかし輸入として見ると、輸入製品及び輸入原材料の価格が上がり国内物価も上昇し円安では日本国内的には好景気になるのですが逆にインフレという傾向に向かいます。

円高と円安は真逆になるという事ですので、円高円安の関係性をよく復習しておきましょう。

インフレとデフレを簡単に解説すると

円高円安と並び称される言葉にインフレ&デフレというモノが有りますね。

インフレとは、商品や提供されるサービスの価格が大幅に上昇する事を言います。 正式名は『インフレーション』といいます。

インフレが継続的に進むとお金の価値が下がるのに商品の値段が上がるのでモノが買えなくなり 国民の生活は苦しくなります。

デフレとは、インフレの真逆の意味で商品や提供されるサービスの価格が大幅に下落する事を言います。 正式名は『デフレーション』といいます。

国民にとって商品の値段が下がる事でモノが安く買えるという意味でほ歓迎されるモノではありますが。 モノが売れなくなると会社は社員に払う給料を減らすことになるので社員の生活はドンドン苦しくなります。 モノが売れなくなると生産者は更に値下げをするので更に物価が下がり続ける。

これが連続する事を『デフレスパイラル』といいます。

 

円安と円高、インフレとデフレの関係は

インフレ・デフレと円高・円安は同じようなニュアンスと受け取られがちですがこれは違います。インフレとデフレは国内の商品の値段が上下する事。

円高と円安は日本が外国に対して為替レートが上下する事を言います。

円高になると輸入品の値段が下がる事でインフレを抑制する効果が出てきます。

円安になると輸入品の値段がが上がるのでインフレを加速させることに繋がります。

さいごに

インフレとデフレ。更に円高と円安は似て非なるモノとも言えますね。

但し関係性は常に有るので、連動とはいかないまでもその状態が長く続くことにより円高=デフレの傾向。円安=インフレの傾向。とは言えそうです。

経済問題に関しては専門家の意見でも真逆な事をいう方もいる位なのでどちらかといえば眉唾的な要素が絡むようです。

但し国民の生活に直結する事は間違いナシです。 大事な事は毎日の生活でも出来るだけ無駄を排除する。つつましく生きる事これに尽きると思いませんか?

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