家族揃っての賑やかなお正月がもう間もなくですね。華やかな正月を彩る重箱に詰まったおせちの数々。数の子、黒豆、紅白なます、栗きんとんなどなど目にも美味しい色とりどりのおせち料理がところ狭しと重箱に詰められています。側にはお雑煮や祝箸が ^^) _旦。
今回はおせち料理の由来と具材の意味や重箱は何段が良い?いつ食べる?などの疑問についてお答えしていきます。
神様をお迎えするお正月飾り
実はおせちだけではなくお正月飾りのしめ飾りにも意味があると知っていましたか?しめ縄に橙や昆布、ゆずり葉などを飾りつけたものがしめ飾りです。しめ飾りは神様が入ってくる時の目印となるため玄関先に飾るのが一般的です。
橙=代々繁栄していきますように
昆布=喜ぶ
ゆずり葉=子孫の繁栄を願って
一つ一つに縁起の良い意味が込められています。それではおせち料理の由来と具材の意味についてお話しを進めていきたいと思います。
おせち料理の由来について
「おせちく」とは奈良時代に季節の変わり目の祝い時に宮廷で出された料理のことです。庶民に広く普及したのは江戸時代になってからでこの頃には「おせち」と呼ぶようになっていたそうです。
ところでおせち料理クイズがあったら勝てる自信はありますか?一人ずつおせち料理の名前を言っていきその意味を答える、答えられなくなったら即負け(笑)
知っているようで実はあまり知らないおせち料理の具材とその意味についてご紹介したいと思います。
おせち料理の代表的な具材について
♦寿を願う具材
海老···腰が曲がるまで長生きできますように。
♦金運を願う具材
金柑···金冠という当て字
栗きんとん···栗金団という当て字
♦無病息災を願う具材
ごぼう···土に深く根をはることから安泰に暮らせるように。
♦子孫繁栄を願う具材
数の子、いくら···卵の数が多いことから
♦その他
鯛···めでたい
昆布···喜ぶ
黒豆···まめまめしく働けますように
紅白なます···お祝いの水引をイメージしたもの
おせち料理の具材って実は語呂合わせが多いんです。
重箱は何段が良い?
ところで重箱は本来何段が良いのでしょうか?一段重、二段重、三段重いろいろありますよね。もしかしたらお重の段にはそれぞれ意味があるのでしょうか?
「重箱」よく見ると箱を重ねるとありますね。実は「めでたさを重ねる」という意味が込められています。四段重が一般的のようですが、家族構成の変化やニーズの多様化により様々な段のおせちが販売されているそうです。
何段だから縁起が良くないということはないです。但し、四という数字は縁起が良くないとされているので書くときには「与の重」と記されています。家庭によっては豪華絢爛な五段重なるおせちを準備するご家庭もあるそうです。
おせちはいつ食べる?いつまで食べる?
本当のところおせちはいつ食べて、またいつまで食べるのが正式な習わしなのでしょうか?私は実は今までおせち料理は元旦を迎えたお正月の朝に食べるものと思っていました。でも地域によって「元旦に食べる」「大晦日に食べる」に分かれていることを初めて知りました。日本にいながらにして軽いカルチャーショックを受けてしまいました。
大晦日におせちを食べる風習が残っている地域は北海道や東北地方です。結婚して遠方にお嫁に行った時も知識があれば安心ですね。
いつまで食べるかについては小さい頃母から主婦も正月三が日くらいは炊事をお休みしたいから三が日はおせちを食べるのよという話をよく聞いていました。
どの家庭でも三が日おせちを食べる習慣が強いです。
さ い ご に
いかがでしたか?八という数字は末広がりを意味するため大変縁起がよいため28日にはお正月飾りの準備を終えておきたいものですね。お正月飾りは神様をお迎えするための大切な風習です。
無事に新年を迎えたら縁起のよいおせちを食べて1年間の健康や安全を願いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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